12/5 第27回日本バイオセラピィ学会学術集会 市民公開講座開催

CCNが協力して初めて開催される市民公開講座

CCNが協力して初めて開催される市民公開講座

最近のバイオサイエンスの成果を取り入れた最新のがん免疫療法は、標準治療に行き詰まった患者はもちろん、予後のがん予防薬としても期待されています。注射1 本で治療できる第4の標準治療を目指すがん免疫療法の現状と展望を報告します。
当会が協力して開催されるバイオセラピィ学会で初めての市民公開講座です。近畿地方の皆さん、身体に負担の少ない最新の癌免疫療法最前線を是非ともウオッチしてください。

参加費無料
日時:2014年12月5日(金)15:00〜18:00
場所:ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター ルーム7
定員 :100名(申込不要)
主催 :日本バイオセラピィ学会
協力 :一般社団法人 市民のための癌ペプチドワクチンの会
後援 : 厚生労働省(予定)・大阪府・大阪市・大阪府医師会・朝日新聞社・読売新聞大阪本社・毎日新聞社・産経新聞社
場所 : ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター ルーム7
住所 : 〒530-0011 大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪内
    TEL 06-6292-6911
    JR「大阪駅」より徒歩3分
    地下鉄御堂筋線「梅田駅」より徒歩3分
    阪急「梅田駅」より徒歩3分6:55〜17:10

●プログラム
14:30  受付開始
15:00  開会
15:00〜15:10  開会挨拶
15:10〜15:30  基調講演 ペプチドがんワクチンの原理
岡 芳弘 大阪大学大学院医学系研究科癌免疫学(大塚製薬)共同研究講座 特任教授
15:30〜15:45 テーラーメードがんペプチドワクチン療法
  山田 亮 久留米医科大学先端癌治療研究センター 教授
15:45〜16:00 創薬のためのがんペプチドワクチン臨床研究 〜市民のみなさまのご支援と希望〜
  宮澤基樹 和歌山県立医科大学外科学第2講座・
       がんペプチドワクチン治療学講座助教
16:00〜16:15  脳腫瘍に対するWT1ペプチドワクチン療法
  橋本直哉 大阪大学脳神経外科学 准教授
16:15〜16:30 免疫チェックポイント阻害剤と免疫応答
  北野滋久 国立がん研究センター早期・
       探索臨床研究センター中央病院先端医療科
16:30〜16:40 休 憩
16:40〜16:55 患者家族の訴え
   齋藤博之 市民のためのがんペプチドワクチンの会 会員
16:55〜17:10 市民のためのがんペプチドワクチンの会
   會田昭一郎 市民のためのがんペプチドワクチンの会 代表理事
17:10〜17:55 パネルディスカッション
   座長:坪井昭博 大阪大学大学院医学系研究科癌ワクチン療法学寄附講座 教授
17:55〜18:00 閉会挨拶

※都合により、日程、講師等に変更のある場合もございますのでお含みおき下さい。

下期分500万円を寄付し、がんペプチドワクチン臨床研究を継続

10月1日から来期の臨床研究継続のための寄付募集がスタート!

2014年9月24日、皆様方から寄せられましたご寄付を含め、2014年10月から2015年3月分として、500万円を和歌山県立医科大学寄付講座「がんペプチドワクチン治療学講座」に寄付をいたしました。今期も残念ながらご寄付が目標額を達成できませんでしたので、やむなく会の借り入れで凌ぎました。来期は是非皆様のご協力をお願いいたします。

同講座への寄付は、2013年9月、2014年3月に続き、寄付総額は1,500万円に達しました。ここにご報告申し上げますと共に、ご寄付いただきました皆様に心から御礼を申し上げます。
この試みはわが国で初めての、市民の市民による市民のための「市民支援型臨床研究」です。引き続きわたくしどもの志をお支えいただきますようお願い申し上げます。

さて、以上の寄付により和歌山県立医科大学寄付講座「がんペプチドワクチン治療学講座」では着実な研究等が進捗しておりますので、ご寄付の成果をご報告済みのものも含め改めましてここにご報告いたします。

①従来、HLAの型が不一致で臨床研究に参加できなかった患者さんも救う

HLAの型が不一致であるなど、現行の臨床研究の適格基準に合わない患者さんに対するがんペプチドワクチン療法の探索的臨床試験を多施設共同の試験として展開し、より幅広い患者さんに向けたペプチドワクチン治療の開発に取り組というのが、今回の画期的な試みで、私たちが市民支援型の臨床研究を押し進めた大きな意義の一つです。具体的には、HLA-A24陽性の患者さん(日本人の60%)のみならず、HLA-A02陽性の患者さんも臨床試験に参加頂けます(日本人の80%)。

②全国多施設共同研究を進める

今回は和歌山県立医科大学において臨床研究を行っているため、治療を受けたい患者さんは和歌山県立医科大学まで通わなければなりません。これではこの臨床研究に参加できる患者さんは限られてしまいます。
そこで、全国の施設での臨床研究を行い、近くの施設に通えるようにすると共に、研究のレベルアップを図るために、全国多施設共同研究を開始いたしました。具体的には、全国を北海道・東北・関東・中部・近畿・中国/四国・九州のブロックに分け、各ブロックに拠点病院を設立します。

現在までの共同研究開始状況
・膵臓がん
 手稲渓仁会病院(北海道)
 神奈川県立がんセンター
 岡山大学
・食道がん
 東北大学
 川崎医科大学臨床腫瘍学
 神奈川がんセンター

③臨床試験に参加した患者数

2013年9月13日に臨床研究を開始し、現在までに、3大標準治療に行き詰まった膵臓がん20名、食道がん18名の患者さんが臨床試験に参加されました。

・膵臓がん
参加者 20名 HLA A24 9名 A02 15名(重複あり) 参加者居住地 和歌山県、大阪府、三重県、福井県など
・食道がん
参加者 18名 HLA A24 13名 A02 9名 (重複あり) 参加者居住地 和歌山県、大阪府、奈良県、兵庫県など

④各地での講演会の開催で、ペプチドワクチンの普及啓発

一人でも多くの方にがんペプチドクチン療法を知っていただくために、全国縦断講演会を企画。

今まで、東京、和歌山県、新潟県、北海道、大阪市で実施しており、今後も各地で展開する予定です。

2013年2月1 日 和歌山県立医科大学学長記者会見で、全国初の市民支援型臨床研究について公表、多数のメディアの取材を受ける。
2013年9月13日 日本記者クラブにて上記開設について記者会見
2013年10月19日 和歌山県立医科大学にて和歌山県地域医療フォーラム開催
2013年11月10日 新潟県新発田市にて講演会開催
2013年11月30日 和歌山県紀ノ川市にて講演会開催
2014年6月14日 第26回日本肝胆膵外科学会・学術集会市民公開講座共催
2014年7月26日 北海道帯広市にて講演会開催
2014年12月5日 第27回日本バイオセラピィ学会学術集会総会市民公開講座企画運営

CCNでは、全国各地で講演会を実施するためのボランティアを募集中です。ご一緒に講演会を開催してみようとお思いの方はご連絡ください。(詳細は E-mail : info@ccpvc.org にご連絡ください)。

本年12月5日(金)「第27回日本バイオセラピィ学会学術集会総会」市民公開講座には是非ご参加くださいますよう、お待ち申し上げております。

8月8日 LINEスタンプ「患者の気持ち」第一弾を公開

がんペプチドワクチンの早期製薬化を支援

患者検索画面
スマートフォン画面

患者の気持ち
パソコン画面

LINEクリエーターズスタンプが始まってから、がん患者のみならず、それ以外の病気に罹患している方や家族の微妙な気持ちをLINEスタンプにするプロジェクトを進めてきました。2014年8月8日、「患者の気持ち」の第一弾がに公開されました。申請してから1ヵ月半でした。
ボランティアで、患者の気持ちを親しみやすいキャラクターで描いていただいたのが漫画家・三ツ矢宮子さんです。さまざまな心身の不調を抱えている患者の気持ちを一言で伝えることができるスタンプになっていると思いますので、このスタンプを利用してスムースなコミュニケーションに役立てていただければ幸いです。もちろん、未病の方も使えるスタンプですので、大いにご活用ください。
現在「患者の気持ち」の続編を制作中であり、準備が整い次第公開していく予定です。今後も「患者の気持ち」スタンプを充実していきますので、「こんなスタンプがほしい」といったリクエストがありましたら、 info@ccpvc.org までご連絡ください。また、スタンプのイラストをボランティアで描いてくださる方も大歓迎です。

作者:三ツ矢宮子
点数:40点(+メイン1点)
対応言語:日本語、英語 、韓国語、中国語(簡体/繁体)、タイ語、インドネシア語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語

患者の気持ち

スタンプ一覧

「患者の気持ち」は下記のタイトルを検索することで利用できます。

・英語タイトル:Feeling of the patient
When you are suffering from illness,It is not easy to express your feeling.Don’t worry!! This sticker will help you.

・ドイツ語タイトル Gefühl der Patienten
Wenn Sie von einer Krankheit leiden, ist es nicht einfach, Ihre Sorge zum Ausdruck bringen feeling.Don’t !! Dieser Aufkleber wird Ihnen helfen.

・スペイン語タイトル Sensaci?n de paciente
Cuando usted está sufriendo de una enfermedad, no es fácil de expresar su preocupación feeling.Don’t !! Esta etiqueta le ayudará.

・フランス語タイトル PATIENTS ET COMMUNICATION
Il est parfois difficile pour les patients d’exprimer leurs sentiments et leurs besoins. Ce tampon a pour but l’aide à l’échange des patients avec les soignants, et avec leurs familles.

・インドネシア語タイトル Perasaan pasien
Bila Anda menderita sakit, Hal ini tidak mudah untuk mengekspresikan feeling.Don’t khawatir Anda !! Stiker ini akan membantu Anda.

・イタリア語タイトル Sensazione di paziente
Quando você está sofrendo de uma doença, não é fácil para expressar sua preocupação feeling.Don’t !! Esta etiqueta irá ajudá-lo.

・日本語:患者の気持ち
様々な心身の不調を抱えている患者は、その気持ちを一言で伝えることは困難です。スタンプを利用すれば会話がスムースにいき、適切なサポートを受けることもできます。

・韓国語タイトル  환자의 느낌
당신이 질병을 앓고 때, 그것은 당신의 느낌을 표현하는 것은 쉽지 않다. 걱정하지 마세요! 이 스티커는 당신을 도울 것입니다.

・ポルトガル語(ブラジル)タイトル Sentimento de paciente
Quando você está sofrendo de uma doença, que não é fácil para expressar seu sentimento.
Mas não se preocupe! Esta etiqueta bonita vai ajudar you.You vai ter grandes conversas e suportes certas!

・タイ語タイトル ความรู้สึกของผู้ป่วย
สำหรับผู้ป่วยที่ได้รับความเจ็บป่วยจากโรคต่างๆ มันยากที่จะอธิบายความรู้สึกออกมาเป็นคำพูด สติ๊กเกอร์นี้จะช่วยแสดงความรู้สึกได้ดี ทำให้บทสนทนาเป็นไปอย่างราบรื่น

・中国語タイトル(簡体) 关怀患者的感受
大多数患者都不能够以三言两语来表达出多种痛症所带的痛苦感觉及身体的不适,若透过有趣的公仔图案来表达,就能更有效地让患者说出内心的感受,从而得到适当的治疗。

・中国語タイトル(繁体」關懷患者的感受
大多數患者都不能夠以三言兩語來表達出多種痛症所帶的痛苦感覺及身體的不適,若透過有趣的公仔圖案來表達,就能更有效地讓患者說出內心的感受,從而得到適當的治療。

■LINEスタンプ「患者の気持ち」の利用手順

「患者の気持ち」スタンプを購入するにはスマートフォンでLINEアプリをインストールしておくことが必要です。その後、パソコンでLINEアプリをダウンロードすればパソコンでもLINEを利用できます。ただし、事前にスマートフォンでLINEアプリをインストールしていない場合は、パソコンでLINEを利用することはできません。

すでにLINEを利用している方はAの手順で「患者の気持ち」スタンプを購入できます。まだLINEを利用していない方はBの手順でLINEに登録した後、Aの手順で「患者の気持ち」スタンプを購入することができます。「患者の気持ち」スタンプを一人でも多くの方にご利用いただければ、がんペプチドワクチンの早期製薬化につながります。LINEスタンプは購入するだけでなくプレゼントもできますので、家族や親戚、友人・知人、会社の同僚などに拡散をお願いいたします。

A LINEを利用している場合

●スマートフォンから購入する
①LINEのスタンプショップを表示する。
②画面を下にドラッグすると検索画面が表示される。
③検索画面に「患者の気持ち」と入力すると、スタンプが表示されるので選択してダウンロードする。

●パソコンから購入する
LINE STOREには「クリエイターズスタンプ」と「LINEスタンプ」の2種類があるので、「LINEスタンプ」が表示された場合は④の手順に従って「クリエイターズスタンプ」に切り替えてから購入作業を進める。
①LINE STOREの「クリエイターズスタンプ」を表示する。
②検索欄に「患者の気持ち」を入力して検索すると、スタンプが表示される。
③スタンプをクリックすると購入画面が表示されるので、指示に従ってダウンロードする。
④LINE STOREの「LINEスタンプ」が表示されたら、右カラムの「クリエイターズスタンプ」をクリックすると①の画面が表示される。

B LINEを登録していない場合

LINEスタンプを利用するにはスマートフォンでLINEアプリをインストールしておくことが必要です。なお、最初にパソコンでLINEに登録することはできません。まずスマートフォンでの登録が前提となります。
①スマートフォンのAppStoreやGooglePlayからLINEアプリをダウンロードします。
②スマートフォンでLINEを登録します。
③スマートフォンでLINEを登録すると、パソコンでもLINEを利用できます。
④LINEのホームページからパソコン用のLINEアプリをダウンロードして登録します。

LINE利用手順0809

7月26日 第3回全国縦断講演会開催(帯広市)のお知らせ

がん治療の夜明けを
  〜あきらめないがん治療

今や2人に1人はがんに罹患すると言われる時代であり、誰でもいつがんに罹患してもおかしくありません。しかも、がんは百人百様であり、治療法も多様化しています。がんペプチドワクチンや免疫細胞療法をはじめ、標準療法としての放射線治療においても最新の研究成果を知っておくことは、最適な治療法を選択しQOLを維持するためにも大切な自衛手段となります。
がん患者やご家族の皆さんはもちろん、がん治療に関心のある方のご参加を歓迎します。また、今回は特に、俳優の田中健さんの朗読劇、ケーナ演奏などで大いに癒される時間も持つという貴重な機会となります。

日時 : 2014年7月26日(土)午後1時30分〜6時
場所 : 社会医療法人北斗 十勝リハビリテーションセンター3F 大会議室
    北海道帯広市稲田町基線2番地1  電話 (0155)47-5700
定員 : 300名・参加無料
申込 : 事前申込お願いいたします、定員になり次第締め切らせていただきます

● プログラム
13:00 受付開始
13:30〜13:35 開会挨拶
    市民のためのがんペプチドワクチンの会代表 會田昭一郎
13:35〜13:40「開催に際しての挨拶」  
    社会医療法人北斗 理事長 鎌田 一
13:40〜13:55「がん個別化診断・治療の現状」
北海道大学探索病理学講座 准教授 西原広史
13:55〜14:20「がんペプチドワクチン療法について」
        和歌山県立医科大学外科学第2講座 助教 勝田将裕
14:20〜14:45「臨床試験から見えてくるがんワクチン治療のこれから」
札幌医科大学医学部消化器・総合、乳腺・内分泌外科学講座 助教 島 宏彰
14:45〜14:55「免疫細胞療法の立場から」
        北斗病院先進医療診断科 副科長 澤田貴弘
14:55〜15:10「放射線治療の立場から」
        北斗病院副院長 放射線治療科 部長 岸 和史
15:10〜15:20 アンケート集計と解説  同上
15:20〜15:30 休憩・演壇変更
15:30〜16:00 総合討論
16:00〜16:15 休憩・舞台整備
16:15〜17:45 朗読劇 ケーナ演奏  田中 健さん
17:45     閉会挨拶・クロージング
(都合により、日程、講師等に変更のある場合もございますのでお含みおき下さい。)

参加ご希望の方は、事前に下記の北斗コールセンターへ電話またはFAXでお名前、電話番号・人数をご連絡下さい。
【北斗コールセンター】 TEL:(0155)47-5000 FAX:(0155)47-5050

6.14日本肝胆膵外科学会「市民公開講座」報告

講堂が満員となる約400名の参加者から289,210円の寄付が寄せられました。

約400名の参加者で満員になった講堂

約400名の参加者で満員になった講堂

2014年6月14日、第26回日本肝胆膵外科学会・学術集会、パンキャンジャパン共催による「市民公開講座」が開催されました。和歌山県立医科大学の講堂が満員になる約400名もが参加し、難治がんである膵臓がんの最新治療に対する関心の高さが伺えました。

會田代表の講演

會田代表の講演

「標準治療の最前線からがんペプチドワクチンまで」をテーマに、外科療法、化学療法、重粒子線治療、がんペプチドワクチン療法から最新の膵臓がん治療に関する知見がわかりやすく講演されました。当会の會田代表も日本初の市民によるがんペプチドワクチン臨床研究支援の意義をアピールしました。

パネルディスカッション風罫

パネルディスカッション風景

その後、登壇者全員によるパネルディスカッションや会場からの質疑応答が行われました。「ペプチドワクチンによる治療とは何か」「標準治療が効かないとわかったあとでないとペプチドワクチン治療を受けることができないのが現状だが、それだと体力も免疫力も落ちてしまう。最初からペプチドワクチン治療を受けることができないか」など活発な議論が行われました。

谷先生と眞島氏から寄付金目録の手渡し

谷先生と眞島氏から寄付金目録の手渡し

また参加者の皆さんに、がんペプチドワクチン臨床研究への寄付をお願いしたところ、共催者であるパンキャンジャパン眞島さんから10万円、参加者から189,210円、合計289,210円の寄付が寄せられました(既に当会のホームページの寄付表示に反映されています)。

●會田代表の講演内容

天上の星をみつめ、足元も見る
がんの3大療法に行き詰まったら
患者さんもご家族も、何とかほかの治療法がないかともがき苦しまれるでしょう。そういう時にも患者さんやご家族に希望をもっていただけるようにできないでしょうか。私たちは死に物狂いで第4の治療法を探しました。

危険な治療法の罠から救おう
ネットや様々な資料で、「死の淵から蘇った」「どんながんでも必ず治る」などという情報が氾濫しています。それらは効果がないばかりか場合によっては害になり、その上、高額の費用が掛かります。人の弱みに付け込むいわばがん治療の悪質商法である場合がほとんどです。

科学的根拠に基づいた第4の治療法
私たちは私たちなりの判断で、科学的根拠に基づいた第4の治療法として、がん治療用ペプチドワクチン(以下、ペプチドワクチン)が、最も第4の治療法として有力なものだと確信しております。

一日も早い製薬化を
しかし、すぐにペプチドワクチン治療を受けたいと思われても、ペプチドワクチンは国がその効力と安全性をまだ認めていない、未承認薬で、どこの病院でも治療を受けられるわけではありません。私たちは一日も早いペプチドワクチンの製薬化を目指して活動しております。

今、この瞬間にも第4の治療を求める患者や家族のために
製薬化には5年、10年といった時間と、巨額の費用が掛かりますので、簡単には行きません。その間にも、今、この瞬間にもペプチドワクチン治療を受けたい方には、製薬化を待つ余裕がありません。

市民の、市民による、市民のための臨床研究への参加
そこで一般社団法人市民のためのがんペプチドワクチンの会(以下:CCN)では市民による寄付講座を通してがんペプチドワクチン臨床試験を支援し、患者さんにこの臨床試験に参加する形でペプチドワクチンの投与を受けられるような活動をしています。具体的には和歌山県立医科大学に寄付講座を開設して臨床研究を開始しました。

1年に1回、コーヒー2杯分1,000円の寄付を
ただ、寄付講座には年間1,000万円、3年間の継続研究のために3,000万円の寄付が必要です。これは自分たちの要求を、行政などに頼らず、自らの努力で成し遂げようという、新しい市民運動でもあります。
その実現のためには大きなご寄付もありがたいですが、1万人の方が1年に1回、コーヒー2杯分1,000円の寄付をしていただければ達成できます。広範な方々のちょっとしたお気持ちでこのプロジェクトを成功させ、和歌山医大に次いで次々に臨床研究のご支援ができるように、どうぞあたたかいご支援をお願いいたします。

日本中どこででも臨床研究に参加できるために
ペプチドワクチン臨床研究に参加するには、和歌山医大に通院しなければなりません。和歌山県立医科大学山上教授が中心になってペプチドワクチン治療薬の開発研究をオールジャパン体制で迅速に進めるために全国の研究機関との共同研究を呼びかけ、がんペプチドワクチン研究基盤の拡大とレベルアップを図るとともに、全国の患者の皆さまががんペプチドワクチン治療に参加しやすい環境を整備しています。

市民のためのがんペプチドワクチンの会半年間の活動

①従来、HLAの型が不一致で臨床研究に参加できなかった患者さんも救う
HLAの型が不一致であるなど、現行の臨床研究の適格基準に合わない患者さんに対するがんペプチドワクチン療法の探索的臨床試験を多施設共同の試験として展開します。それによって、より幅広い患者さんに向けたペプチドワクチン治療の開発に取り組というのが、今回の画期的な試みで、私たちが市民支援型の臨床研究を押し進めた大きな意義の一つです。

②全国多施設共同研究を進める
今回は和歌山県立医科大学において臨床研究を行っているため、治療を受けたい患者さんは和歌山県立医科大学まで通わなければなりません。これではこの臨床研究に参加できる患者さんは限られてしまいます。
そこで、全国の施設での臨床研究を行い、近くの施設に通えるようにすると共に、研究のレベルアップを図るためにも、間もなく全国多施設共同研究を開始いたしました。
詳細については別途ご案内いたします。

③臨床試験に参加した患者数
2013年9月13日に臨床研究を開始し、現在までに、3大標準治療に行き詰まった膵臓がん11名、食道がん13名の患者さんが臨床試験に参加されました。

・膵臓がん
参加者 11名 HLA A24 3名 A02 8名 参加者居住地 和歌山県、大阪府、三重県など
・食道がん
参加者 13名 HLA A24 10名 A02 3名 参加者居住地 和歌山県、大阪府、奈良県、  兵庫県など

④各地での講演会の開催で、ペプチドワクチンの普及啓発
一人でも多くの方にがんペプチドクチン療法を知っていただくために、全国縦断講演会を企画。今まで、東京、和歌山県、新潟県、大阪市で実施しており、今後も各地で展開する予定です。
ただ、会の活動は少人数のボランティアで行っているため、圧倒的に人手が不足しています。現地の事情も把握できず、会場手配や集客などもできません。そこで、講演会を開催するボランティアの実行委員の募集を行います。作業内容は下記の通りです。会場費、チラシ作成費、講師謝礼・交通費は当会が負担し、講演内容、講師手配も当会が行います。

・講演会場(なるべく会場費の安い公共施設)の手配(50〜100名程度収容)
・集客活動(チラシ配布、ニュースリリース配信、同窓会、Facebook等での拡散)
・会場運営(受付、会場整理、マイクやプロジェクターの確保等)

がんペプチドワクチンの内容を広く知っていただくことで研究を支援し、一刻も早く誰でもどこでもがんペプチドワクチン治療を受けるようにたいと思っている方は是非とも info@ccpvc.org までご連絡ください。

日本肝胆膵外科学会「市民公開講座」(6/14)記者発表

日本肝胆膵外科学会「市民公開講座」(6/14)記者発表

2014年5月14日、第26回日本肝胆膵外科学会・学術集会「市民公開講座」開催に際して、和歌山県立医科大学において會田代表も参加した記者発表が行われました。
推計2万人以上が毎年診断される「膵臓がん」の多くは余命約3〜6カ月と宣告されます。「膵臓がん」の早期発見・早期治療が求められる所以です。また、標準治療に加えて、第4の標準治療として期待されるがんペプチドワクチン療法にも期待が集まっています。寄付講座を支援している当会の會田代表も「市民によるがんペプチドワクチン臨床研究支援」をテーマに講演します。お近くの方は是非ともご参加ください。

■市民公開講座講演内容
・日時:2014年6月14日(土)13:30(13:00開場)
・会場:和歌山県立医科大学講堂 和歌山市紀三井寺811−1
・テーマ:標準治療の最前線からがんペプチドワクチンまで
13:00     開場
13:30-13:35 オープニング    開会挨拶
和歌山県立医科大学外科学第2講座 谷 眞至
13:35-13:40 「パープルリボン活動について」
NPO 法人パンキャンジャパン 眞島 喜幸
13:40-14:00 「外科療法の最前線」
和歌山県立医科大学外科学第2講座 廣野誠子
14:00-14:20 「化学療法の最前線」
関西医科大学外科学講座 柳本泰明
14:20-14:40 「重粒子線治療の最前線」
九州国際重粒子線がん治療センター 篠藤 誠
14:40-15:00 「がんペプチドワクチン療法の最前線」
和歌山県立医科大学外科学第2講座 宮澤基樹
15:00-15:20 「市民によるがんペプチドワクチン臨床研究支援」
市民のためのがんペプチドワクチンの会 會田昭一郎
休憩(10分間)
15:30-15:55 パネルディスカッション 「すい臓がんに光をあてる」
モデレーター:谷 眞至,眞島喜幸
パネリスト:廣野誠子,柳本泰明,篠藤 誠,宮澤基樹,會田昭一郎
15:55-16:00 クロージング    「閉会挨拶」
NPO 法人パンキャンジャパン 眞島 喜幸

■事前登録を受け付けていますので、参加ご希望の方は下記にご連絡ください。

TEL:073-441-0613(受付時間10〜12時、13〜16時)
和歌山県立医科大学第2外科医局内 担当:菊地
FAX:03-3221-1422
Web:http://ws.formzu.net/fgen/S58439688/

■5月14日の記者発表内容

●天上の星をみつめ、足元も見る
がんの3大療法に行き詰まったら
患者さんもご家族も、何とかほかの治療法がないかともがき苦しまれるでしょう。そういう時にも患者さんやご家族に希望をもっていただけるようにできないでしょうか。私たちは死に物狂いで第4の治療法を探しました。

●危険な治療法の罠から救おう
ネットや様々な資料で、「死の淵から蘇った」「どんながんでも必ず治る」などという情報が氾濫しています。それらは効果がないばかりか場合によっては害になり、その上、高額の費用が掛かります。人の弱みに付け込むいわばがん治療の悪質商法である場合がほとんどです。

●科学的根拠に基づいた第4の治療法
私たちは私たちなりの判断で、科学的根拠に基づいた第4の治療法として、がん治療用ペプチドワクチン(以下、ペプチドワクチン)が、最も第4の治療法として有力なものだと確信しております。

●一日も早い製薬化を
じゃあすぐにペプチドワクチン治療を受けたいと思われても、ペプチドワクチンは国がその効力と安全性をまだ認めていない、未承認薬で、どこの病院でも治療を受けられるわけではありません。私たちは一日も早いペプチドワクチンの製薬化を目指して活動しております。

●今、この瞬間にも第4の治療を求める患者や家族のために
でも、製薬化には5年、10年と言った時間と、巨額の費用が掛かりますので、簡単には行きません。その間にも、今、この瞬間にもペプチドワクチン治療を受けたい方には、製薬化を待つ余裕がありません。

●市民の、市民による、市民のための臨床研究への参加
そこで一般社団法人市民のためのがんペプチドワクチンの会(以下:CCN)では市民による寄付講座を通してがんペプチドワクチン臨床試験を支援し、患者さんにこの臨床試験に参加する形でペプチドワクチンの投与を受けられるような活動をしています。具体的には和歌山県立医科大学に寄付講座を開設して臨床研究を開始しました。

●1年に1回、コーヒー2杯分1,000円の寄付を
ただ、寄付講座には年間1000万円、3年間の継続研究のために3000万円の寄付が必要です。これは自分たちの要求を、行政などに頼らず、自らの努力で成し遂げようという、新しい市民運動でもあります。
その実現のためには大きなご寄付もありがたいですが、1万人の方が1年に1回、コーヒー2杯分1,000円の寄付をしていただければ達成できます。広範な方々のちょっとしたお気持ちでこのプロジェクトを成功させ、和歌山医大に次いで次々に臨床研究のご支援ができるように、どうぞあたたかいご支援をお願いいたします。

●日本中どこででも臨床研究に参加できるために
ペプチドワクチン臨床研究に参加するには、和歌山医大に通院しなければなりません。和歌山県立医科大学山上教授が中心になってペプチドワクチン治療薬の開発研究をオールジャパン体制で迅速に進めるために全国の研究機関との共同研究を呼びかけ、がんペプチドワクチン研究基盤の拡大とレベルアップを図るとともに、全国の患者の皆さまががんペプチドワクチン治療に参加しやすい環境を整備しています。

●市民のためのがんペプチドワクチンの会半年間の活動

①従来、HLAの型が不一致で臨床研究に参加できなかった患者さんも救う

HLAの型が不一致であるなど、現行の臨床研究の適格基準に合わない患者さんに対するがんペプチドワクチン療法の探索的臨床試験を多施設共同の試験として展開し、より幅広い患者さんに向けたペプチドワクチン治療の開発に取り組というのが、今回の画期的な試みで、私たちが市民支援型の臨床研究を押し進めた大きな意義の一つです。

②全国多施設共同研究を進める

今回は和歌山県立医科大学において臨床研究を行っているため、治療を受けたい患者さんは和歌山県立医科大学まで通わなければなりません。これではこの臨床研究に参加できる患者さんは限られてしまいます。
そこで、全国の施設での臨床研究を行い、近くの施設に通えるようにすると共に、研究のレベルアップを図るために、間もなく全国多施設共同研究を開始いたしました。
詳細については別途ご案内いたします。

③臨床試験に参加した患者数

2013年9月13日に臨床研究を開始し、現在までに、3大標準治療に行き詰まった膵臓がん11名、食道がん13名の患者さんが臨床試験に参加されました。
・膵臓がん
参加者 11名 HLA A24 3名 A02 8名 参加者居住地 和歌山県、大阪府、三重県など
・食道がん
参加者 13名 HLA A24 10名 A02 3名 参加者居住地 和歌山県、大阪府、奈良県、兵庫県など

④各地での講演会の開催で、ペプチドワクチンの普及啓発

一人でも多くの方にがんペプチドクチン療法を知っていただくために、全国縦断講演会を企画。今まで、東京、和歌山県、新潟県、大阪市で実施しており、今後も各地で展開する予定です。CCNでは、全国各地で講演会を実施するためのボランティアを募集中です(詳細は E-mail : info@ccpvc.org にご連絡ください)。

●取材等の連絡先
E-mail : info@ccpvc.org

●寄付に関する問い合わせ
寄付は原則としてホームページ上で受け付けています。
http://www.ccpvc.org/index.php

上期分500万円を寄付し、がんペプチドワクチン臨床研究を継続

今年度上期分の研究資金500万円を和歌山県立医科大学に寄付し、がんペプチドワクチン臨床研究を継続!

市民のためのがんペプチドワクチンの会は、平成25年8月末、和歌山県立医科大学への寄付講座運営のため500万円を同大学に寄付し「がんペプチドワクチン治療学講座」を開設・運営しているところです。

平成26年3月末、平成26年度上半期の同講座運営費用として500万円を寄付し、がんペプチドワクチン臨床研究を継続支援します。 ただ、残念ながら寄付は今期は予定額に達しなかったため、不足分を本会代表理事の老後資金によって一時立て替えることとました。この間に寄せられました皆様からの貴重なご寄付は全額寄付させていただき、当会の給与や事務経費には一切費消しておりません。

これによって、臨床試験に参加されている膵臓がん11名、食道がん13名 の患者さんの治療継続に加えて、標準治療に行き詰まっている患者さんの治療を行い、全国多施設での共同研究も展開することができます。ありがとうございました。

今後、臨床研究を継続するために、本年9月末までに本年度下期分500万円の寄付を募集します。 標準治療に行き詰まったがん患者さんに希望をもっていただくと同時に、一刻も早くがんペプチドワクチンを第4の標準治療として確立するために、皆様のご寄付をお願いいたします。

まずはここに本年度上半期の和歌山県立医科大学におきます「がんペプチドワクチン治療学講座」継続について、ご報告いたします。

がんペプチドワクチン臨床試験中間報告

膵臓がん11名、食道がん13名の患者さんが臨床試験に参加

2013年8月までに寄せられた市民からの寄付500万円を元に、同年9月に和歌山県立医科大学に寄付講座が開設され、3大標準治療に行き詰まった膵臓がんと食道がんの患者さんを対象にしたがんペプチドワクチンの臨床試験がスタートしました。全国から多くの問い合わせをいただき、臨床研究は順調に進行しています。2014年3月19日時点で、3大標準治療に行き詰まった膵臓がん11名、食道がん13名の患者さんが臨床試験に参加され治療を受けています。

●臨床試験の中間報告

・従来、HLAの型が不一致で臨床研究に参加できなかった患者さんも救う

HLAの型が不一致であるなど、現行の臨床研究の適格基準に合わない患者さんに対するがんペプチドワクチン療法の探索的臨床試験を多施設共同の試験として展開し、より幅広い患者さんに向けたペプチドワクチン治療の開発に取り組というのが、今回の画期的な試みで、私たちが市民支援型の臨床研究を押し進めた大きな意義の一つです。

・全国多施設共同研究を進める

今回は和歌山県立医科大学において臨床研究を行っているため、治療を受けたい患者さんは和歌山県立医科大学まで通わなければなりません。これではこの臨床研究に参加できる患者さんは限られてしまいます。
そこで、全国の施設での臨床研究を行い、近くの施設に通えるようにすると共に、研究のレベルアップを図るために、間もなく全国多施設共同研究を開始いたします。詳細については別途ご案内いたします。

・臨床試験に参加した患者数

2014年3月19日時点で、3大標準治療に行き詰まった膵臓がん11名、食道がん13名の患者さんが臨床試験に参加されました。

膵臓がん
参加者 11名 HLA A24 3名 A02 8名 参加者居住地 和歌山県、大阪府、三重県など
食道がん
参加者 13名 HLA A24 10名 A02 3名 参加者居住地 和歌山県、大阪府、奈良県、兵庫県など

・考察
これまで研究がなされておらず参加できなかったHLA-A02の患者さんもご参加いただき、より幅広い患者さんに向けたがんペプチドワクチン治療を行っています。

・全国拠点病院の展開
和歌山県立医大での研究にも関わらず、参加者の居住地は関西を中心に他府県に広がっています。今後さらに、北海道・東北・関東・中部・近畿・中国/四国・九州の各地における拠点医療機関の選定を行います。2014年3月12日にこれら全国の拠点医療機関による合同会議が大阪で開催され、すでに各拠点病院における臨床試験開始手続きが開始されました。
倫理委員会の設置・審査を経て、間もなく全国の拠点病院においても研究に参加することでがんペプチドワクチン治療が受けられる体制となります。準備が整った医療機関の情報については、順次迅速にご報告させていただきます。

●がんペプチドワクチン臨床研究継続のためのご寄付のお願い

3年間の予定で実施されているがんペプチドワクチン臨床試験を運営するには年間1,000万円、3年間で3,000万円の資金が必要となります。一刻も早く、注射1本で治療でき患者負担の少ないがんペプチドワクチンを第4の標準治療として確立するために、皆様からのご寄付をお願いいたします。

ご寄付のお願い

中間報告プレスリリース

斎藤博之のがん日誌 第4回 妻の無念を糧に希望に向けて歩む

斎藤博之のがん日誌
第4回 妻の無念を糧に希望に向けて歩む

●HLAの型が合わないとわかってどのようにされましたか?

白血球のHLA型が膵臓がんペプチドワクチンに合わないと宣告されてから、妻は気力も体力も限界を越えてしまい、主治医のもとに戻ることを余儀なくされました。
そして胆管が肥大し、膵臓の腫瘍に押されて胆汁が流れなくなったため、ステントと呼ばれる管を挿入することになりました。しかし、施術に伴う出血のリスクがあるため、主治医からは緩和療法しかないと宣告されました。

●緩和療法しかないと言われたあと奥様とどのように過ごされましたか?

集中治療室から病室へ移ってからは、麻酔で痛みを和らげる処置を行うほかありませんでした。意識のある時はとにかく妻のそばで、ただただ手を握って奇跡を起こしてみせよう!と誓いあい祈り続ける日々でした。

●闘病している中で何が一番の支えになりましたか?

闘病を通して、妻と私の支えになったのは、家族や親族であり、二人の愛娘たちの笑顔と励ましでした。そうした支えがあったからこそ、決してくじけることなく、諦めることなく夫婦で闘い続けることができたのだと感じています。
妻はどんな痛みにも決して弱音を吐くことなく、ただ生き抜くために闘い続けてくれました。残念ながら、妻はがんペプチドワクチン治療を受ける前の昨年5月に逝ってしまいましたが、本当に誇らしい、私にはもったいない自慢の妻です。本当にありがとう!

●闘病を体験されて、現在のがん治療で何が一番問題だと思われますか?

現在のがんの標準治療では、外科治療や放射線治療ができない進行がんに対して、抗がん剤しか使えないという選択の余地のない治療体系になっていることです。そして、抗がん剤が効かないと、緩和療法しかなくなってしまうことです。
3大標準治療では助からないとわかっていながら、臨床研究中の治療法などを試せなかったり、受けさせてはもらえない方針があることは、非人道的としか思えません。人道的な見地から、本人が未承認薬のリスクを引き受けた上で、臨床研究等への参加が認められてもいいのではないでしょうか。
医療先進国であるはずの日本のがん治療がこんなレベルなのかという驚きと、国民の生命を守るはずの国が何をしているんだという憤りが湧いてきます。

●最初からがんペプチドクチン治療を受けられないのはなぜでしょうか?

また、今回体験したことですが、がんペプチドワクチン治療を受けるには、抗がん剤治療の効果がないことが証明されないと治療を受けられないことには大変失望しました。抗がん剤治療などに行き詰まってからでないとペプチドワクチン治療が受けられないと、その段階ではすでに免疫力もかなり低下してしまっている場合が多く、苦しみを長引かせるだけでなく治療効果も低くなると思います。
せめて、抗がん剤治療を受ける前に、がんペプチドワクチン治療を受けられる体制になっていれば、もっと多くの人が余計な苦しみを味わうことなく、命も救われるのではないかと思います。最初から、がんペプチドクチンの臨床研究等に参加できるようになれば、がん難民として苦しむ人も少なくなるはずです。
しかし、現在行われているがんペプチドワクチンの臨床試験や臨床治験のプロトコル★では、3大標準治療で対処できないがん患者しか参加できないのです。これを変えていく必要があります。抗がん剤治療を受けなくとも、最初からがんペプチドワクチン治療を受けられるようにすればいいのです。そのためには、がん患者はもちろんですが、私たち家族が声を上げなければ変わりません。

★臨床試験や臨床治験を実施する医療機関などが遵守しなければならない実施計画書。

●現在はどのようなことをされていますか?

明日、身の廻りの誰かがががんを罹患したとき、私は「治せない難病なんだよ、これが現実だよ、しょうがない」ということは絶対に言いたくありません!
妻の無念を糧に、私たち夫婦が実体験したことを少しでも多くの皆さんに知っていただき、一つでも可能性のある治療法が標準治療として普及し、何時でも誰でも受けられるようにする活動を行っています。
どんな難治がんでも、発見が早ければ助かるのであれば、リスクの高い家族性がんや遺伝がんといった登録制を早急に実現させ、誰もが唾液や腫瘍マーカーだけで検査が受けられるようにしなければなりません。それを待っているようでは、実現できないのではないかと危惧しています。
がん家系ではない、60歳以上の高齢者でなければ罹患しにくい、定期的に検査を受けて早期発見に務めているから自分は大丈夫と思われておられる方々にも是非ともご協力いただいて、本当に必要とされておられる患者やその家族の方々に、CCNの活動が届くように周知していだだけることをお願いしたいです。

●がんは関係ないと思われている人に、一番訴えたいことは?

手厚いがん保険に入っているので先進医療にかかる費用の心配はないと考えている方も、本当に受けたい治療が金銭以外の問題で受けられない厳しい現実を共有していただきたいと思います。そのために私たち遺族は、今後もCCNの活動を通して訴え続け、がんペプチドワクチン療法が一刻も早く標準治療法になるよう支援すると同時に、がんの早期発見に向けた検査や検診を誰もが簡単に受けられるようにしていきたいとい考えています。
これからも体験や経過報告、情報発信をしていきますので、ご支援くださるようよろしくお願いいたします。これまでの拙い文章をお読みいただき、ありがとうございました。
齋藤博之・道子

★本記事に関して、著者である斎藤さんに対する質問やメッセージを募集していますので、コメント欄にご記入ください。また、本会では標準治療に行き詰まった患者さんやご家族の方、副作用の少ないがん治療を求めている方々のネットワークをつくりたいと考えています。趣旨に賛同される方はinfo@ccpvc.orgにご連絡をください。

齋藤博之のがん日誌 第3回 がんペプチドワクチンに巡り会う

齋藤博之のがん日誌
第3回 がんペプチドワクチンに巡り会う

●がんペプチドワクチンに巡り会った時にはどんな思いでしたか?

第4の標準治療というキーワードに引かれて、市民のためのがんペプチドワクチンの会(CCN)が紹介しているがんペプチドワクチンに巡り合ったときは、「これなら妻はきっと救われる!」と感じました。なぜなら、私たち夫婦には、がんペプチドワクチンは他の免疫療法と明らかに違うと思われたからです。
それは、がんペプチドワクチンの一刻も早い製薬化を目指している、CCNが目指すものや志が、他の免疫療法やそれらを支援する団体とは違うと思ったからに他なりません。

●がんペプチドワクチンに希望を見出した最大のポイントは?

CCNが進めているがんペプチドワクチンは他の免疫療法のような自由診療ではなく、第4の標準治療を目指す活動であることでした。そして、「エビデンス」(治療効果の科学的根拠)を求める治療法であることが、私たち夫婦でも理解できたからです。そのとき、がんペプチドワクチンの治験★があることも知りました。

★薬の安全性を評価する最終ステージ。薬は培養細胞や動物でさまざまなテストを繰り返し有効性の確認と安全性の評価を行った後、最後にヒトに使ってみて本当に安全で有効なのかを調べる。それを治験という。

http://www.ccpvc.org/peptide1.html
●がんペプチドワクチン療法を実施している機関をどのように探しましたか? 主治医からの紹介はなかったのですか?

膵臓がんがわって以来抗がん剤治療を受けていました。その間、主治医には私たちが調べたありとあらゆる治療法を印刷して渡していましたが、がんペプチドワクチンの治験のことは教えていただけませんでした。
CCNでがんペプチドワクチンに巡り会った時から、妻と必死に治療先を探した結果、地元新潟県内の県立がんセンターでの膵がんペプチドワクチンの治験にたどり着きました(当時、CCNではがんペプチドワクチンの臨床試験を開始する前だった)。
早速電話で問い合わせると、治験担当者の方から連絡があり、主治医を通して治験に申し込むことができました。ただ、治験に参加するには、治療している抗がん剤治療の効き目が見られないという医師の診断書が第一の条件でしたが、主治医からは抗がん剤治療中に、そのような情報も得られませんでした。

●治験にはプラセボ(偽薬)がありますが、どのように思いましたか?

治験を調べた段階で、初めて「プラセボ」という偽薬が3分の1の確率で混ざっていることを知りました。それでも他に信頼できる治療法がない以上、治療を受けたいと思いました。また、がんペプチドワクチンの副作用が少ないということを知っていたこともあります。
私たち夫婦の意思は固く、結果如何ではなくすぐにでもがんペプチドワクチンを接種してもらえるように、主治医に懇願し続けました。しかし、治験に参加するためには、「現在の標準治療の効き目が見られないとの医師からの診断書」が必要との条件があり、抗がん剤治療を途中で止めることは私たち夫婦にはできませんでしたし、させてもらえませんでした。
最終的に治験に参加することになったのですが、そのときには抗がん剤による副作用と腫瘍拡大などの進行により妻の体力は衰えていました。それでも「現在の標準治療の効き目なし」という治験の参加条件をクリアしたにもかかわらず、今度は血液検査において妻のHLAの型が治験の対象ではないことが判明したため治験に参加することはできませんでした。

●治験に参加できないとわかって、どのようにされましたか?

また絶望となりました。妻は体力・気力とも一気に衰えてしまい、とうとう救急で搬送されるまで、身体は衰退しており、それからの1ヶ月は入院を余儀なくされてしまいました。
その間も、私たちはともに祈り続け、CCNにも一日でも早く妻のHLA型にあう、がんペプチドワクチンの臨床試験を開始して欲しいと、一日も早く妻に接種できる環境をと懇願し訴え続けていました。
主治医のほうからは緩和療法しかないと、私たち家族はそのことを受け止めざるを得ない状況でした。

●「標準治療の効果なし」という診断書がないと、がんペプチドワクチンの治療を受けられないということについてどう思われますか?

非人道的な感覚しかありません。ガイドラインを含めて患者、またその家族の意思(治療を受けたい、受けたくない)をもっと考慮して改定してもらわねば今後の方々もきっと躊躇し後悔すると思います。

本記事に関して、著者である斎藤さんに対する質問やメッセージも募集していますので、コメント欄にご記入ください。また、本会では標準治療に行き詰まった患者さんやご家族の方、副作用の少ないがん治療を求めている方々のネットワークをつくりたいと考えています。趣旨に賛同される方はinfo@ccpvc.orgにご連絡をください。