第1回講演会は満席のうちに終了しました。

講演会御礼

 平成24年度第1回「市民のためのがんペプチドワクチンの会」講演会「がんの第4の治療法への期待 がんワクチン療法~日本とアメリカのがんワクチン治療の落差~」は、予定通り平成24年7月14日(土)、薄曇りの大阪・梅田のコンベンションルーム・AP梅田大阪で、無事、満席の盛況裡に終了することができました。
 ご参加いただきました皆様、開催にご協力いただきました皆様には心から御礼を申し上げます。一時ご帰国の超ご多忙の中ご講演をいただきました中村先生には、アメリカの事情を含めたご示唆に富んだお話をいただき、本当にありがとうございました。
 従来よりペプチドワクチンについてご熱心に取り組んでおられます、参議院議員の荒井広幸先生も御多忙の中ご参加になられました。ありがとうございました。
                    市民のためのがんペプチドワクチンの会
                                スタッフ一同

中村祐輔先生のオーダーメード 医療講演会開催( 8月22日新宿)

「個人個人に適した医療:より効果的で副作用のない治療を」

シカゴ大学で最先端の研究に取り組んでおられる中村祐輔先生が8月に帰国され、「個人個人に適した医療:より効果的で副作用のない治療を」テーマに講演されます。
事前の申し込みは不要で、当日、どなたでもご参加いただけます。

名称: 浅草寺「仏教文化講座」
日時: 2012年8月22日(水)14:00-15:00
場所: 新宿明治生命ホール
演題: 「個人個人に適した医療:より効果的で副作用のない治療を」

難治性がん啓発キャンペーン(7月21日in札幌 参加無料)

難治性がん啓発キャンペーン(7月21日in札幌 参加無料)

難治性がんの中で最も厳しいものが膵臓がんと肺がんであり、この2つの罹患率が全国で最も高い北海道で、「難治性がん啓発キャンペーン2012in札幌」が7月21日に開催されます。当日は、難治性がん啓発メディアイベントとして北海道大学キャンパスを歩く「ストライドforホープ札幌2012 〜希望を創ろう〜」(1部)、自治会館において最新医療情報の提供と医療施設・医療関係者の紹介をかねた「難治性がん医療フォーラム」(2部)が開催されます。

・主催:難治性がん啓発キャンペーン実行委員会
・日時 : 2012年7月21日(土) 9:00〜17:00
・会場:【1部】 9:00〜12:00 啓発ウオーク:北海道大学クラーク会館前スタート
    【2部】13:00〜17:00  医療フォーラム:自治労会館札幌
・申込方法:難治性がん啓発キャンペーン実行委員会の下記Webサイトにアクセス
      難治性がん啓発キャンペーン2012in札幌

市民向けがんペプチドワクチン本まもなく発刊!

第4の標準治療
<仮題>がんペプチドワクチンの今 第1集
中村祐輔 監修

今夏、がんペプチドワクチン研究のトップランナーである中村祐輔先生が監修した一般向けの分かりやすい解説書が発売される予定です。その気になる内容について、ご紹介いたします。刊行されましたら、当ブログや「市民のためのがんペプチドワクチン」サイトでもご案内いたします。

●概要
がんペプチドワクチンの研究・開発における世界のトップランナーである中村祐輔先生(シカゴ大)監修による、初の市民向け解説書。がんワクチン研究最前線で活躍する12人の先生方に、がんペプチドワクチン療法の今をわかりやすく解説していただきました。市民向けの本とはいえ、ご執筆いただきました先生方は第一線の研究者ばかりで、医療関係者の皆様にも十分ご参考になる自信作です。さらに資料として、ペプチドワクチン創薬指針(ガイダンス案)と、FDA(米国医薬品局)のCompassionate Use」(治験薬の人道的使用)の翻訳を収録。

●主な内容
第1章  がんペプチドワクチン治療
シカゴ大学医学部教授 中村祐輔
第2章  がん症例とがんペプチドワクチン治療
・胃がんに対するペプチドワクチン治療
  大阪府立成人病センター消化器外科副部長  藤原義之
・大腸がんに対するペプチドワクチン治療
  近畿大学医学部外科学 奥野清隆/杉浦史哲
・肺がんに対するペプチドワクチン療法
  滋賀医科大学医学部 腫瘍内科・腫瘍センター教授・腫瘍センター長
  醍醐弥太郎
・肝臓がんにおけるペプチドワクチン療法
  国立がん研究センター東病院臨床開発センター免疫療法開発分野
  澤田 雄/中面哲也
・乳がんに対するペプチドワクチン療法
  東京医科大学茨城医療センター乳腺科 藤田知之/藤森 実
・膵臓がんに対するペプチドワクチン療法
  和歌山県立医科大学外科学第2講座 山上裕機/宮澤基樹
・膀胱がんに対するペプチドワクチン治療
  岩手医科大学泌尿器科学講座 小原 航/藤岡知昭
・食道がんに対するペプチドワクチン療法
  シンガポール大学 外科 河野浩二
第3章 ガンペプチドワクチンの研究
・がんペプチドワクチン療法臨床研究ネットワーク
  Captivation Network 事務局岩手医科大学泌尿器科講師 小原 航
・がん治療用ペプチドワクチンガイダンスについて
  日本バイオセラピィ学会がん治療用ペプチドワクチン
  ガイダンス委員会委員長川崎医科大学臨床腫瘍学 山口佳之
・FDA 特別配慮使用の治験薬の入手可能性

監修:中村祐輔
編者:市民のためのがんペプチドワクチンの会
発行:7月末発刊予定
定価:未定
★刊行後は一般書店やAmazonでもご購入いただけます。

市民のためのがんペプチドワクチンの会 発足のご挨拶

ご挨拶

市民のためのがん治療の会」(本サイトのFAQをご参照ください)は、間もなく創立10年になる。その間情報提供したセカンドオピニオン情報は1,400件近くに上る。
「こんな治療法もあったのか!」とか「いい先生に巡り会えた」と喜んでいただいた方々もたくさんおられる反面、標準治療である3大療法ではいかんともしがたい方に「ご家族との残された日々を有意義に・・・」としかお答えできなかった多くの会員の皆さんもおられる。
科学としての医学ではそれで正解であろうが、私たちは運動団体だ。
3大療法に行き詰まった方々が、高額で効果もはっきりしない治療や健康食品などに縋りついてゆくのを手を拱いてみているのは本当に辛い。 何とかいい手はないか。
そこで出会ったのがペプチドワクチンだ。
ペプチドワクチンは未承認薬であり、効果や安全性が確認されたわけではないが、私たちはその治療メカニズムや実績から、3大療法に次ぐ第4のがん治療として最も期待できるものと考えている。
「市民のためのがんペプチドワクチンの会」はこうした「市民のためのがん治療の会」の10年に及ぶ活動の中から生まれた団体だ。
だがペプチドワクチンは未承認薬であるから、「市民のためのがん治療の会」のように標準治療によるセカンドオピニオン情報を提供し、実際に治療までご案内することも今はできない。だから会員を募集し会費をいただくようなことはもう少し先にしようと思う。
だが、この閉塞状態をブレークスルーするためには、行動しなければならない。まずは多くのみなさんとメルマガ等を通じて情報交換の場を設け、必要に応じて署名や基金の創設などを呼びかけるなどのほか、患者や家族の声もどんどんお寄せいただき、この問題に関心のある方々とのネットワークを構築したい。
当会は特定の事業者や組織等との関係は全くない普通の市民が手弁当で活動している団体であり、関心を寄せられる方々との連携が最大の財産と考えている。
まずはネットワーク作りの第一歩を踏み出すことができたことを、心から喜び、誇りに思う次第です。
                                                       2012年7月8日
                                          市民のためのがんペプチドワクチンの会代表
                                                        會田 昭一郎

なぜ、がんワクチン治療を受けられないのか?

がんペプチドワクチン治療の壁

 3大療法では治療できない患者、身体の負担をできるだけ少なくして治療を受けたい患者にとって、がんペプチドワクチン療法はすぐにでも治療を受けたい希望の治療法です。しかし、がんペプチドワクチン治療を受けるには大きな壁が存在します。なぜ今すぐ治療を受けられないのでしょうか。

 がんペプチドワクチンは未承認薬といって、国がその効果や安全性を認めて薬にしていいという認可を受けていないので、どこでも自由にがんペプチドワクチンを使って治療を受けることができません。
医療機関で薬が使えるようになるには、効果と安全性について国の厳重なチェックを受け、そののち製薬会社が薬として売り出さなければなりません。
 国は国民の身体生命財産を守る義務を負っていますから、いい加減な薬や治療器具などが使用されて健康被害が起こらないようにしていることは理解できます。
 通常は臨床研究で研究機関での研究成果を見て、ある程度見込みがあるということになると、今度はもっと大規模な治験と言われるテストに入ります。この結果で国が、この薬は効果もあるし安全だと認められれば製剤化へと進みます。
 ところがこの治験にはかなりの費用がかかることや、本格的な治験のできる研究機関が少ないなど様々な制約があります。
 そこでペプチドワクチンも日本では治験の費用が捻出できず、費用を出そうという海外の機関があるとそこで治験が行われていることも多いのです。これではせっかく日本人が開発した薬の治験を日本人は受けられません。
 このように未承認薬でも唯一治療を受けられるとすると、臨床研究とか治験に参加することですが、これらの研究は極めて限られた条件に合った方々だけを集めてデータを収集するためのものであり、また、予算の関係で治験などでも少ない人数しか受け入れられないのが現状です。
 アメリカなどでは100人規模での治験を行うのが普通のことで、しかもそのことが治療法に行き詰まった方々への救いになっているのですがそれが非常に困難であるのが日本の実情です。
 こうした日本の状況を改善するには、患者と医療関係者がともに手を携え、国に圧力を加えるほかありません。皆さんと手を携えて何とか患者と薬を隔てるこの重い扉をこじ開けようではありませんか。黙っていても何も動きません。