6.14日本肝胆膵外科学会「市民公開講座」報告

講堂が満員となる約400名の参加者から289,210円の寄付が寄せられました。

約400名の参加者で満員になった講堂

約400名の参加者で満員になった講堂

2014年6月14日、第26回日本肝胆膵外科学会・学術集会、パンキャンジャパン共催による「市民公開講座」が開催されました。和歌山県立医科大学の講堂が満員になる約400名もが参加し、難治がんである膵臓がんの最新治療に対する関心の高さが伺えました。

會田代表の講演

會田代表の講演

「標準治療の最前線からがんペプチドワクチンまで」をテーマに、外科療法、化学療法、重粒子線治療、がんペプチドワクチン療法から最新の膵臓がん治療に関する知見がわかりやすく講演されました。当会の會田代表も日本初の市民によるがんペプチドワクチン臨床研究支援の意義をアピールしました。

パネルディスカッション風罫

パネルディスカッション風景

その後、登壇者全員によるパネルディスカッションや会場からの質疑応答が行われました。「ペプチドワクチンによる治療とは何か」「標準治療が効かないとわかったあとでないとペプチドワクチン治療を受けることができないのが現状だが、それだと体力も免疫力も落ちてしまう。最初からペプチドワクチン治療を受けることができないか」など活発な議論が行われました。

谷先生と眞島氏から寄付金目録の手渡し

谷先生と眞島氏から寄付金目録の手渡し

また参加者の皆さんに、がんペプチドワクチン臨床研究への寄付をお願いしたところ、共催者であるパンキャンジャパン眞島さんから10万円、参加者から189,210円、合計289,210円の寄付が寄せられました(既に当会のホームページの寄付表示に反映されています)。

●會田代表の講演内容

天上の星をみつめ、足元も見る
がんの3大療法に行き詰まったら
患者さんもご家族も、何とかほかの治療法がないかともがき苦しまれるでしょう。そういう時にも患者さんやご家族に希望をもっていただけるようにできないでしょうか。私たちは死に物狂いで第4の治療法を探しました。

危険な治療法の罠から救おう
ネットや様々な資料で、「死の淵から蘇った」「どんながんでも必ず治る」などという情報が氾濫しています。それらは効果がないばかりか場合によっては害になり、その上、高額の費用が掛かります。人の弱みに付け込むいわばがん治療の悪質商法である場合がほとんどです。

科学的根拠に基づいた第4の治療法
私たちは私たちなりの判断で、科学的根拠に基づいた第4の治療法として、がん治療用ペプチドワクチン(以下、ペプチドワクチン)が、最も第4の治療法として有力なものだと確信しております。

一日も早い製薬化を
しかし、すぐにペプチドワクチン治療を受けたいと思われても、ペプチドワクチンは国がその効力と安全性をまだ認めていない、未承認薬で、どこの病院でも治療を受けられるわけではありません。私たちは一日も早いペプチドワクチンの製薬化を目指して活動しております。

今、この瞬間にも第4の治療を求める患者や家族のために
製薬化には5年、10年といった時間と、巨額の費用が掛かりますので、簡単には行きません。その間にも、今、この瞬間にもペプチドワクチン治療を受けたい方には、製薬化を待つ余裕がありません。

市民の、市民による、市民のための臨床研究への参加
そこで一般社団法人市民のためのがんペプチドワクチンの会(以下:CCN)では市民による寄付講座を通してがんペプチドワクチン臨床試験を支援し、患者さんにこの臨床試験に参加する形でペプチドワクチンの投与を受けられるような活動をしています。具体的には和歌山県立医科大学に寄付講座を開設して臨床研究を開始しました。

1年に1回、コーヒー2杯分1,000円の寄付を
ただ、寄付講座には年間1,000万円、3年間の継続研究のために3,000万円の寄付が必要です。これは自分たちの要求を、行政などに頼らず、自らの努力で成し遂げようという、新しい市民運動でもあります。
その実現のためには大きなご寄付もありがたいですが、1万人の方が1年に1回、コーヒー2杯分1,000円の寄付をしていただければ達成できます。広範な方々のちょっとしたお気持ちでこのプロジェクトを成功させ、和歌山医大に次いで次々に臨床研究のご支援ができるように、どうぞあたたかいご支援をお願いいたします。

日本中どこででも臨床研究に参加できるために
ペプチドワクチン臨床研究に参加するには、和歌山医大に通院しなければなりません。和歌山県立医科大学山上教授が中心になってペプチドワクチン治療薬の開発研究をオールジャパン体制で迅速に進めるために全国の研究機関との共同研究を呼びかけ、がんペプチドワクチン研究基盤の拡大とレベルアップを図るとともに、全国の患者の皆さまががんペプチドワクチン治療に参加しやすい環境を整備しています。

市民のためのがんペプチドワクチンの会半年間の活動

①従来、HLAの型が不一致で臨床研究に参加できなかった患者さんも救う
HLAの型が不一致であるなど、現行の臨床研究の適格基準に合わない患者さんに対するがんペプチドワクチン療法の探索的臨床試験を多施設共同の試験として展開します。それによって、より幅広い患者さんに向けたペプチドワクチン治療の開発に取り組というのが、今回の画期的な試みで、私たちが市民支援型の臨床研究を押し進めた大きな意義の一つです。

②全国多施設共同研究を進める
今回は和歌山県立医科大学において臨床研究を行っているため、治療を受けたい患者さんは和歌山県立医科大学まで通わなければなりません。これではこの臨床研究に参加できる患者さんは限られてしまいます。
そこで、全国の施設での臨床研究を行い、近くの施設に通えるようにすると共に、研究のレベルアップを図るためにも、間もなく全国多施設共同研究を開始いたしました。
詳細については別途ご案内いたします。

③臨床試験に参加した患者数
2013年9月13日に臨床研究を開始し、現在までに、3大標準治療に行き詰まった膵臓がん11名、食道がん13名の患者さんが臨床試験に参加されました。

・膵臓がん
参加者 11名 HLA A24 3名 A02 8名 参加者居住地 和歌山県、大阪府、三重県など
・食道がん
参加者 13名 HLA A24 10名 A02 3名 参加者居住地 和歌山県、大阪府、奈良県、  兵庫県など

④各地での講演会の開催で、ペプチドワクチンの普及啓発
一人でも多くの方にがんペプチドクチン療法を知っていただくために、全国縦断講演会を企画。今まで、東京、和歌山県、新潟県、大阪市で実施しており、今後も各地で展開する予定です。
ただ、会の活動は少人数のボランティアで行っているため、圧倒的に人手が不足しています。現地の事情も把握できず、会場手配や集客などもできません。そこで、講演会を開催するボランティアの実行委員の募集を行います。作業内容は下記の通りです。会場費、チラシ作成費、講師謝礼・交通費は当会が負担し、講演内容、講師手配も当会が行います。

・講演会場(なるべく会場費の安い公共施設)の手配(50〜100名程度収容)
・集客活動(チラシ配布、ニュースリリース配信、同窓会、Facebook等での拡散)
・会場運営(受付、会場整理、マイクやプロジェクターの確保等)

がんペプチドワクチンの内容を広く知っていただくことで研究を支援し、一刻も早く誰でもどこでもがんペプチドワクチン治療を受けるようにたいと思っている方は是非とも info@ccpvc.org までご連絡ください。