下期分500万円を寄付し、がんペプチドワクチン臨床研究を継続

10月1日から来期の臨床研究継続のための寄付募集がスタート!

2014年9月24日、皆様方から寄せられましたご寄付を含め、2014年10月から2015年3月分として、500万円を和歌山県立医科大学寄付講座「がんペプチドワクチン治療学講座」に寄付をいたしました。今期も残念ながらご寄付が目標額を達成できませんでしたので、やむなく会の借り入れで凌ぎました。来期は是非皆様のご協力をお願いいたします。

同講座への寄付は、2013年9月、2014年3月に続き、寄付総額は1,500万円に達しました。ここにご報告申し上げますと共に、ご寄付いただきました皆様に心から御礼を申し上げます。
この試みはわが国で初めての、市民の市民による市民のための「市民支援型臨床研究」です。引き続きわたくしどもの志をお支えいただきますようお願い申し上げます。

さて、以上の寄付により和歌山県立医科大学寄付講座「がんペプチドワクチン治療学講座」では着実な研究等が進捗しておりますので、ご寄付の成果をご報告済みのものも含め改めましてここにご報告いたします。

①従来、HLAの型が不一致で臨床研究に参加できなかった患者さんも救う

HLAの型が不一致であるなど、現行の臨床研究の適格基準に合わない患者さんに対するがんペプチドワクチン療法の探索的臨床試験を多施設共同の試験として展開し、より幅広い患者さんに向けたペプチドワクチン治療の開発に取り組というのが、今回の画期的な試みで、私たちが市民支援型の臨床研究を押し進めた大きな意義の一つです。具体的には、HLA-A24陽性の患者さん(日本人の60%)のみならず、HLA-A02陽性の患者さんも臨床試験に参加頂けます(日本人の80%)。

②全国多施設共同研究を進める

今回は和歌山県立医科大学において臨床研究を行っているため、治療を受けたい患者さんは和歌山県立医科大学まで通わなければなりません。これではこの臨床研究に参加できる患者さんは限られてしまいます。
そこで、全国の施設での臨床研究を行い、近くの施設に通えるようにすると共に、研究のレベルアップを図るために、全国多施設共同研究を開始いたしました。具体的には、全国を北海道・東北・関東・中部・近畿・中国/四国・九州のブロックに分け、各ブロックに拠点病院を設立します。

現在までの共同研究開始状況
・膵臓がん
 手稲渓仁会病院(北海道)
 神奈川県立がんセンター
 岡山大学
・食道がん
 東北大学
 川崎医科大学臨床腫瘍学
 神奈川がんセンター

③臨床試験に参加した患者数

2013年9月13日に臨床研究を開始し、現在までに、3大標準治療に行き詰まった膵臓がん20名、食道がん18名の患者さんが臨床試験に参加されました。

・膵臓がん
参加者 20名 HLA A24 9名 A02 15名(重複あり) 参加者居住地 和歌山県、大阪府、三重県、福井県など
・食道がん
参加者 18名 HLA A24 13名 A02 9名 (重複あり) 参加者居住地 和歌山県、大阪府、奈良県、兵庫県など

④各地での講演会の開催で、ペプチドワクチンの普及啓発

一人でも多くの方にがんペプチドクチン療法を知っていただくために、全国縦断講演会を企画。

今まで、東京、和歌山県、新潟県、北海道、大阪市で実施しており、今後も各地で展開する予定です。

2013年2月1 日 和歌山県立医科大学学長記者会見で、全国初の市民支援型臨床研究について公表、多数のメディアの取材を受ける。
2013年9月13日 日本記者クラブにて上記開設について記者会見
2013年10月19日 和歌山県立医科大学にて和歌山県地域医療フォーラム開催
2013年11月10日 新潟県新発田市にて講演会開催
2013年11月30日 和歌山県紀ノ川市にて講演会開催
2014年6月14日 第26回日本肝胆膵外科学会・学術集会市民公開講座共催
2014年7月26日 北海道帯広市にて講演会開催
2014年12月5日 第27回日本バイオセラピィ学会学術集会総会市民公開講座企画運営

CCNでは、全国各地で講演会を実施するためのボランティアを募集中です。ご一緒に講演会を開催してみようとお思いの方はご連絡ください。(詳細は E-mail : info@ccpvc.org にご連絡ください)。

本年12月5日(金)「第27回日本バイオセラピィ学会学術集会総会」市民公開講座には是非ご参加くださいますよう、お待ち申し上げております。