希望の治療法、がんペプチドワクチンとは。
「がんペプチドワクチン」を今すぐ打てない理由
がんペプチドワクチン治療の壁

3大療法では治療できない患者、身体の負担をできるだけ少なくして治療を受けたい患者にとって、がんペプチドワクチン療法はすぐにでも治療を受けたい希望の治療法です。しかし、がんペプチドワクチン治療を受けるには大きな壁が存在します。なぜ今すぐ治療を受けられないのでしょうか。

がんペプチドワクチンは、未承認薬といって、国がその効果や安全性を認めて薬にしていいという認可を受けていないので、どこでも自由にがんペプチドワクチンを使って治療を受けることができません。
医療機関で薬が使えるようになるには、効果と安全性について国の厳重なチェックを受け、そののち製薬会社が薬として売り出さなければなりません。

国は国民の身体生命財産を守る義務を負っていますから、いい加減な薬や治療器具などが使用されて健康被害が起こらないようにしていることは理解できます。
通常は臨床研究で研究機関での研究成果を見て、ある程度見込みがあるということになると、今度はもっと大規模な治験と言われるテストに入ります。この結果で国が、この薬は効果もあるし安全だと認められれば製剤化へと進みます。

ところがこの治験にはかなりの費用がかかることや、本格的な治験のできる研究機関が少ないなど様々な制約があります。そこでペプチドワクチンも日本では治験の費用が捻出できず、費用を出そうという海外の機関があるとそこで治験が行われていることも多いのです。これではせっかく日本人が開発した薬の治験を日本人は受けられません。

このように未承認薬でも唯一治療を受けられるとすると、臨床研究とか治験に参加することですが、これらの研究は極めて限られた条件に合った方々だけを集めてデータを収集するためのものであり、また、予算の関係で治験などでも少ない人数しか受け入れられないのが現状です。
アメリカなどでは100人規模での治験を行うのが普通のことで、しかもそのことが治療法に行き詰まった方々への救いになっているのですがそれが非常に困難であるのが日本の実情です。

こうした日本の状況を改善するには、患者と医療関係者がともに手を携え、国に圧力を加えるほかありません。黙っていても何も動きません。皆さんと手を携えて何とか患者と薬を隔てるこの重い扉をこじ開けようではありませんか。

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